CameraRAWファイルの色温度を変更して開く

今回はスクリプトが長いのと環境によって若干スクリプトが異なる可能性があるため手順と変更部分のみを説明します。
カメラのRAW形式のファイルは色温度や彩度などを細かく調整することができます。Photoshop CS2のJavaScriptリファレンスを見るとcameraRawOpenOptionというRAWファイルのパラメータを指定して処理するものがあることがわかります。しかし、実際にはオブジェクト名がスペルミスな上に実装されていないみたいで動作しません。
そこで、ScriptingListenerプラグインを利用します。Photoshop CS2のフォルダ内にあるスクリプティングガイドフォルダ内にあるユーティリティフォルダ内のScriptingListener.pluginをプラグインフォルダに入れてからCS2を起動します。そしてRAWファイルを開きます。ダイアログでRAWファイルの設定をしてファイルが開かれたらデスクトップ上に生成されたScriptingListenerJS.log内のテキストを全てコピーして、以下のスクリプトの★の部分にペーストします。

fName = File.openDialog("開くRAW画像ファイルを指定してください");
if (fName)
{
for(i=3200; i<8000; i+=1000) {
openCameraRaw(fName, i);
}
}
function openCameraRaw(filename, colorTemp) {
★//「ここにScriptingListenerで生成されたスクリプトを入れる」
}


次にファイル名の設定部分を変更します。

desc1.putPath( id2, new File("/User/〜〜〜〜〜〜") );

のようにnew File()となっている行を探して以下のようにfilenameに変更します。

desc1.putPath( id2, new File(filename) );

あとは各パラメータ部分で変更したい部分を調整します。ここでは色温度を変更してRAWファイルを開いてみます。charIDToTypeID( "Temp" )という行を探して、そのつぎの行にある色温度の数字6700などをcolorTempに変更します。

var id11 = charIDToTypeID( "Temp" );
desc2.putInteger( id11, colorTemp ); // 色温度

これで準備完了です。スクリプトを実行するとファイル選択ダイアログが表示されるのでRAWファイルを選択します。すると色温度3200から8000まで1000刻みでファイルが複数開かれます。色温度によって変化する画像を見比べる場合などには便利です。
色温度だけでなく他の値も調整できます。注意しないといけないのは自動のチェックが入っているものはチェックを外しておく、ということです。チェックを外さないと値を設定する部分が書き出されません。どのようなパラメータかはcharIDToTypeID()のパラメータ内の文字で何となく分かるかと思います。(英語が省略されたものになっています)
手当たり次第値を変更するというのも手ですが、CS3でcameraRAWOpenOptionが期待通りに実装されれば、もっと手軽にRAWファイルの処理を行うことができるようになります。




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