■プログラム説明(ソースコード説明)
			 ファイルを開くにはファイルのあるパス(場所)を指定する必要があります。new File()で開きたいファイルのパスを指定します。これでファイルを操作するファイルオブジェクトが作成されます。このファイルオブジェクトに対してopen("r")を使ってファイルを開きます。サンプルでは"r"を指定していますが、これは読み込みモードで開くことを示しています。開かれたかどうかは戻り値で判別することができます。trueであればファイルが存在し開く事ができた、falseの場合はファイルが存在せず開けない、アクセス権限がなく開けない事になります。開いたファイルは最後にclose()を使って閉じます。これが一連のファイル処理になります。
			
			
			■ソースコード
			filename = "Macintosh HD:id_text:headline.txt";
			fileObj = new File(filename);
			flag = fileObj.open("r");
			if (flag == true)
			{
				alert("ファイルを開きました");
				fileObj.close();
			}else{
				alert("ファイルが開けませんでした");
			}
			
			
			■ポイント
			 ファイル関連の命令などはAdobe共通になっているため/表記でもOS固有の表記でも問題ありません。また、文字コードは最初の数文字を読み込み自動判別しています。判別不能だった場合には日本語は文字化けしてしまうので注意が必要です。
			 open()で指定できるモードは以下のとおりです。
			
			"r"	読み込み専用
			"w"	書き込み専用
			"e"	編集用
			
			 open()で読み込んでいる場合にエラーが発生する可能性もあります。例えばネットワーク経由でファイルを読み込んでいる間にネットワークが切断されてしまう、読み込み途中でファイルが削除されてしまう、ファイルが壊れているような場合です。このような場合には例外処理のtry〜catchを使ってエラーを回避するようにしてください。
			
		
■実際のスクリプトをダウンロード(sample.jsx.zip)
