■JavaScript実行時の注意点


 InDesign CSで動作させるJavaScriptに日本語が含まれている場合には注意が必要です。InDesign CSでは日本語の文字コードがUnicodeで(UCS-2)コード以外ではエラーとなり動作しません。(もしくは無視され実行されない)
 スクリプトは正しいのに動作しない場合には実行するスクリプトに日本語が含まれているかどうか、その文字コードがUnicode (UCS-2)コードかどうかを確認してください。UTF-8やSHIFT JISでは日本語が含まれる場合のみ動作しません。
 改行コードはMacとWindowsで異なりますが、どちらの改行コードでもスクリプトは問題なく実行されます。ただし、ファイルに直接出力したり、直接コードで指定する場合には注意する必要があります。JavaScriptでは改行コードは\nで指定できますが、これでは正しく動作しない場合、以下のように直接コードを変数に入れて使用する必要があります。

CRCODE = String.fromCharCode(13);
LFCODE = String.fromCharCode(10);

 タブコードなども正しく動作しない場合は以下のようにします。

TABCODE = String.fromCharCode(9);

 スクリプトのファイル名の拡張子は.jsにする必要があります。例えば

drawRect.js

 のようにします。