選択された図形の大きさを変更する

■プログラム説明(ソースコード説明)
 変数selにアクティブドキュメントで選択された図形/テキストの配列を入れます。配列の長さが選択された図形の数になります。for命令を使って配列の長さだけ繰り返し処理を行います。ランダムに拡大縮小率(スケール)を生成し、選択された図形に対してresize()を使い拡大縮小処理を行います。

■ソースコード
sel = activeDocument.selection;
for (i=0; i<sel.length; i++)
{
sx = Math.random() * 80 + 20;
sy = Math.random() * 80 + 20;
sel[i].resize(sx,sy);
}


■使い方
1:サイズを変える図形/テキストなどを選択します。
2:ファイルメニューからスクリプトを実行します。
3:選択された図形の大きさが変わります。


■ポイント
 resize()は以下の書式になります。

resize(scaleX, scaleY,changePositions,changeFillPatterns,changeFillGradients,changeStrokePattern,changeLineWidths,scaleAbout)

scaleX 横の拡大縮小率(0〜100)
scaleY 縦の拡大縮小率(0〜100)
changePositions 位置を変更するか(true、false)
changeFillPatterns パターンも変えるか(true、false)
changeFillGradients グラデーションも変えるか(true、false)
changeStrokePattern 線のパターンも変えるか(true、false)
changeLineWidths 線幅も変えるか(true、false)
scaleAbout 基準位置。以下のいずれかを指定
Transformation.BOTTOM 下
Transformation.BOTTOMLEFT 左下
Transformation.BOTTOMRIGHT 右下
Transformation.CENTER 図形の中心
Transformation.DOCUMENTORIGIN ドキュメントの原点
Transformation.LEFT 左
Transformation.RIGHT 右
Transformation.TOP 上
Transformation.TOPLEFT 左上
Transformation.TOPRIGHT 右上

■実際のスクリプトをダウンロード(sample.js.zip)