選択された図形の回転角度を変更する

■プログラム説明(ソースコード説明)
 変数selにアクティブドキュメントで選択された図形/テキストの配列を入れます。配列の長さが選択された図形の数になります。for命令を使って配列の長さだけ繰り返し処理を行います。ランダムに角度を生成し、選択された図形に対してrotate()を使い回転処理を行います。

■ソースコード
sel = activeDocument.selection;
for (i=0; i<sel.length; i++)
{
d = Math.random() * 360;
sel[i].rotate(d);
}


■使い方
1:回転させる図形/テキストなどを選択します。
2:ファイルメニューからスクリプトを実行します。
3:選択された図形が回転します。


■ポイント
 rotate()は以下の書式になります。

rotate(angle,changePositions,changeFillPatterns,changeFillGradients,changeStrokePattern,rotateAbout)

angle 回転角度(正数は時計回り、負数は反時計回り)
changePositions 位置を変更するか(true、false)
changeFillPatterns パターンも回転させるか(true、false)
changeFillGradients グラデーションも回転させるか(true、false)
changeStrokePattern 線のパターンも回転させるか(true、false)
rotateAbout 基準位置。以下のいずれかを指定
Transformation.BOTTOM 下
Transformation.BOTTOMLEFT 左下
Transformation.BOTTOMRIGHT 右下
Transformation.CENTER 図形の中心
Transformation.DOCUMENTORIGIN ドキュメントの原点
Transformation.LEFT 左
Transformation.RIGHT 右
Transformation.TOP 上
Transformation.TOPLEFT 左上
Transformation.TOPRIGHT 右上

■実際のスクリプトをダウンロード(sample.js.zip)