自治体におけるGoogle AdSense

グーグルアドセンスは個人はもちろん大手の新聞社や企業などでも採用されています。が、ついに(?)日本でも新潟県が自治体としては初めてグーグルアドセンスを導入しているそうです。(IT Proの記事)。新潟県知事公式ホームページでもページの一番下にグーグル広告が表示されています。さすがに、この位置ではあまり収入をのぞむべくもありませんが、県知事のページ、自治体という点を考慮すると仕方ないところもありそうです。
財政難にあえぐ自治体にとっては少しでも収入を増やしたいところでしょう。1年半で9万円、単純に月5000円の収入といったところだそうです。広告の表示回数が月3〜4万回なら、このサイトの1日の広告表示回数にまあ近いので収入的にも、そのくらいの金額が妥当でしょう。
自治体は財政難なのに霞ヶ関からは公共工事の金額の追加請求が来る(国直轄事業負担金)、というのを県知事が苦々しく思っているようです。霞ヶ関は数十億〜数百億単位、地方は頑張って18ヶ月で9万円。
こういうもの以外にも、何かを建てたりする時には、どうしても不要なものを買わないと補助金が下りない、許可が下りないというのはあります。塩尻市の情報プラザの外にある、ほとんど意味のないLEDパネルもそうです。街作りと称して東京のコンサルタントに金が流れていくような意味不明なこともあります。とにかく何かやると地方とは関係ない人たち(霞ヶ関)が、お金をその都度持って行くといった仕組みになっているのでしょう。


[2009.3.1]

目次へ